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ボート

●がんばっていきましょい! 炎天下、今日はボート競技を見てきた。 2005年8月8日

今日見たインターハイの競技はボート競技。
千葉県北端にある小見川町まで行って来た。利根川の脇を流れる黒部川の小見川ボート場が会場。広大な田園の真ん中にある、のどかな競技場だ。


ボート



数ある競技のなかから、なぜボートを選んだかというと、ドラマ「がんばっていきまっしょい」の影響が少なからずある。ドラマに登場する高校ボート部は瀬戸内海で練習している。その美しい風景が青春群像をひきたてている。

インターハイのボート競技に出てくる高校も地元の自然の中で練習を積んでくる。海あり、川あり、湖あり。高校名から練習場が想像できる。富士河口湖高(山梨)は当然河口湖、津久井高(神奈川)は津久井湖、諏訪清陵高(長野)は諏訪湖、宇和島東高(愛媛)は宇和島湾だろうし、阿賀黎明高(新潟)は阿賀野川だろう。まだ行ったことのないところも多いけど、その風景を想像するとなんとなく楽しい。

もちろん選手たちにとっての練習場は見慣れた場所であって、なんの感慨もないかもしれない。日々、キツい練習を繰り返すところだから、見たくもない光景だろう。でも、そんな日本各地のさまざまな場所で鍛えられた選手たちが、千葉の田んぼに囲まれた小見川ボート場に集まって、練習の成果を披露することに私は魅力を感じる。これぞインターハイという感じだ。

種目は1人で漕ぐシングルスカル、2人で漕ぐダブルスカル、漕ぎ手4人と声を上げてリズムをとる舵手の5人組の舵手つきクオドルプルの3種目。男女があるから6種目だ。
インターハイ・ボート競技の距離は1000メートル。スタート地点は観戦場所からは遠くて状況が解らない。見られるのは最後のひとふんばりの部分だけだ。が、それでも感動できる。

スタートの合図がスピーカーからアナウンスされる。会場はまだ静かだ。が、時間がたつにしたがって、遠くから応援の声が近づいてくる。ボートの進行に合わせて、監督やコーチが土手を自転車で走りながら、でっかいメガホンで声をかけ続けるのだ。その集団は10~15人。競い合う敵同士なのに、一緒にサイクリングをしているように見えて、ほほえましい。


土手



ボートが近づくと、どの高校がリードしているのかが解ってくる。それに連れて会場は一気にヒートアップ。両岸やゴール地点にある橋から声を限りの声援が起こる。
そしてゴール。
1位になった選手たちのお母さんたちだろう。飛び上がって喜んでいる。なかには泣いている人もいる。一方、肩を落としているお母さんたちもいる。

静から動へ。そして歓喜と落胆。このコントラストが感動を呼ぶ。

シングルスカルの優勝は女子が小見川高の小倉亜沙美さん、男子が小見川高の小山田昴史君(地元小見川高がシングルの男女を制した)。
ダブルスカルの優勝は女子が猿投農林高(愛知)、男子が浜松湖南高(静岡)。
舵手つきクオドルプルの優勝は女子が日田高(大分)、男子が大沢野工業高(富山)。
そして、他の選手や高校も精一杯のパフォーマンスを見せてくれた。
よく頑張った。 お疲れさん!

でも、炎天下の小見川ボート場は暑かったなあ。



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